雑居ビルの階段を上ると、ガラス越しに段ボールが雑然と並んでいる店がみえた。そこは開店前のレコード屋のようで、中にはひとり男性店員がいた。私は店内に入った。我々はどちらからともなく握手を交わし、友人同士のように背中を叩きあって、それから店員…
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