小学校の教室にいる。
私は学生ではないという雰囲気なのだけど、まわりにいるのは小学6年の同級生たちばかり。内田という名前の男友達がプリントを私に渡した。これに回文を3つ書けとのこと。
教壇のあたりで、藤田という女子(短髪で、背が高く、愛嬌ある下ぶくれの顔)がプリントをまとめて、私がそれを書くのを待っている。あんたが最後よ、はやく提出して、職員室に持って行くんやからと、イライラしてるのが伝わってくる。

私はまず紙に「トマト」と書くが、あとの2つが思いつかない。
悩んでいると村木という女子がやってきて、私の顔についているご飯粒を指でとって食べた。同じ事を3度くりかえし、もうなくなったのを確認して私の近くに腰掛けた。

そのうち次を思いついて「ナヅナ」と紙に書いた。
あとで「ナズナ」が正しい表記なのではないかと気づいたが、消しゴムがないので諦めた。
もうひとつ、なにか長い回文をかいて、藤田のもとに向かう。
藤田は私の出した紙をみて、名前が間違っていると指摘した。たしかに苗字が違う。ごまかすようにペンで書き加えてみるが上手くいかず、情けない気持ちになる。
藤田は「もうこれでいいよ」と、私から紙を奪って職員室に行った。
教室の外で男の大きな声がし、そこで目が覚めた。