市役所の椅子に座っていると、顔をうどんまみれにした怪人2人(うどんは生き物のように動きながら、顔を覆いマスクの役割をしている)がやってくる。彼等は役所を乗っ取ろうとカウンターに近づくが、男性社員が顔のうどんをそっと触ると大人しくなった。怪人は人に優しくされると攻撃性が消えるようだ。
男性社員2人はそれぞれ怪人たちに優しい言葉をかけ、動物をあやすようにうどんを撫でて、平和を取り戻そうとする。
部屋の奥に隠れている女性社員たちは、恐怖と言うよりは汚いものをみる時の嫌悪の表情で怪人を睨みつけている。

私はそれが防犯訓練で、怪物は本物ではなく、みんなを騙している役者であるということを知っていて、その光景をみながら声を殺して笑っていた。