百貨店で友人と同じサンダルを買う。歩くうちあたりは暗くなってくる。横幅の狭い階段を上り、ドアをあけるとそこは倉庫だった。中にはきれいなソファーがあり、休むのに丁度良さそうだ。

買ったサンダルをはいて歩くと、ミョーンという口琴のような電子音が鳴る。地面にかかとからつま先へ付ける時と、つまさきからでは音色がかわり、さらに左右の体重移動で音程が動く。我々はもっと色んな音を出そうと、サンダルで不器用に踊った。

一緒に踊った友達というのは、(現実の)幼稚園からの幼なじみで、少し気まずい別れ方をしたままになっている人で、夢のなかの私は彼に謝って、昔の誤解をとこうと思うのだけど、いざ言うとなると照れがあって結局そのサンダルの話ばかりをしていた。