河原を散歩していたら、小さなボールでまりつきをしてるおじさんに出会った。近づいてみるとそれはボールではなく柿だった。おじさんは柿に弾力性をもたせる術みたいなものを使えるようだ。
おじさんはひとつ柿を私に持たせて「お前もついてみろ」というので地面にぶつけると、テニスボールのようにバウンドして手に帰った。どこからどう見てもただの柿なのに。