透明人間と漫才のネタ合わせをしていたが、オチの直前に彼はいなくなってしまう。

相方を探し歩いている中、地下につづく階段をみつけ、おりてみるとそこは犬の飼育小屋で、私は犬たちが暮らしやすくなるように整理と掃除をはじめる。

すると脇にはさんでいた体温計が音を出す。36,9℃。

体温計は電話の役目もするらしく「会いたいからタモリのいる所に来てくれ」と声がする。誰の声かはわからない。

餌箱に『犬にしか食べれない味のポッキー』を入れてアルタに向かう。

 

そこで過去に戻る。

透明人間に出会うまでの私は暗い海辺を歩いていた。地割れがどこまでも長く伸びていて、大切な物が2度と修復できないイメージがあった。私はそれを悲しまず、地割れをとびこえた。それから海に入った。体が沈む恐怖を感じたが、自分が泳げることを思い出して、水をかき、腹から呑気に浮かんだ。