夢まとめ

■2018年、初夢。テレポーテーションできるようになったので遊んでたら知り合いに見付かって、その仕組みをハリガネをつかって説明する(納得してもらえた)

 

 

仰向けで雅楽を聴く野外イベントにいる。「いしや〜き芋〜」のメロディーが何層にも重なって繰り返される曲で、しばらくすると、うっすらそう歌ってる声がする。近所に石焼き芋屋が通ってるのか、それとも舞台上に歌手がいるのか、確認したいと思うけど体が固まって空しか見えない。

 

 

サッカーしている夢。ゴール前に丼鉢が積まれていて、シュートを外した選手は悔しさを晴らすためにそれを蹴ってバラバラにする。と、毎回キーパーが同じ場所に積み直す。

 

 

「あの日なんでお前俺と将棋した後アザラシ呼んでもう一回指してんねん」と知り合いに怒られる夢。

 

 

たくさんの和菓子屋が点在するスキー場にいる。どれも柏餅の専門店らしい。近くの店で1つ買って食べるが、硬くて噛めない。「やわらかい餅はどこに売ってますか?」と地元の人に訊いてみる。「あそこだけですね」とその人が指差した先は最難関コースに建つ店で、とても自分が行けるような場所ではない。

 

 

ねじれた形の段ボールにびっしり花の絵を描いたオブジェをつくる。「これは良いものだから美術鑑定士に見せるべきだよ」と友人に勧められるが、「鑑定場」は丘の上にあり、雨も降っているし、気に入ってもらえなかった時の帰路のみじめさを思うと億劫になり、玄関に飾っておくことに決めた。

 

 

暗い路地裏にある、妖怪が経営する理髪店に向かっている。「いつもと同じで」と言うと、毎回べつな髪型に仕上がるのが面白くてわたしはそこの常連になった。店主は次の祝日のことをいつも質問してくるので、ちゃんと前もって調べておこうとスマホを見たけど、画面が霞んで何の日なのかわからない。

 

 

何かのイベントでノッポさんのコスプレをすることになったけど、届いた衣装がナマハゲで、「これを着て皆をノッポさんと納得させる自信はないです」と出演辞退申し出てる夢。

 

 

10人くらいで順番に、ボーリングのレーンに札束を滑らせる。ゲームと言うよりは儀式めいた雰囲気で、これはもしかしたらお焼香のような供養の意味合いなのではと思い、レーンの終点を見ると真っ暗で怖いし、へたなことするとバチが当たりそうだからお札をちょろまかすのを諦めた。

 

 

サイとカバが合わさった感じの動物に乗っている。背中を叩いたら砲弾が発射されますよ、と教えられたのでやってみると動物の口から丸いパンがとびだした。

 

 

四つん這いになって腰をあげるポーズをとるように言われたのでやってみると、自分がアーチ状の赤い無機物に変身してしまう。俺は橋なのかすべり台なのか、これからの役割を考えているうち、いつの間にか真っ暗な宇宙に浮かんでいた。

 

 

南国の島でのんびりしていたら、物を投げる習性のあるゴリラの群れがやってきて、あらゆるもの(椅子とか銅像とか)が高くから降ってくるのでボートに乗って脱出する夢。

 

 

地下鉄乗り間違えて、大阪から山形県まで行ってしまう夢。

 

 

ある芸能人の追悼番組をみている。アナウンサーが参列者にインタビューするけど、みんな自分のペットを失ったときの悲しさについて語り、誰ひとり故人の話をしない。私はそれを自然な事として感じている。

 

 

「さば寿司の中のさば寿司、さば寿司ファニーヒレ」という名前のさば寿司を注文する夢。

 

 

へぼ八という名前の、冗談好きな坊主頭の子供と友達になる。「へぼはち~」と自分の名前を伸ばしていうのが彼の得意ギャグ。

 

 

ライブ直前に琵琶を手渡され、先輩から弾きかたを教わっている。20本ほどあるすべての弦があみだくじのように編まれているので「初心者は結局どこを弾いても同じ音が鳴る」らしい。「よくわからないけど一番太い弦をベースみたいに刻もうかな」いうと、それでいいと言う。

ステージにでると観客は外国人だらけで、聞けば我々はチベットに来ているそうだった。演奏にあわせて歓声が上がり、どうやらうまく乗りきれたようで、終演後「チベットはいいとこだった」と日記に書いた。

 

 

通販サイトで注文していた「ミニ象」が届く。ゴールデンレトリバーくらいのサイズで、最初からよく懐いてかわいいが、顔がまだ幼くて、これからまだ成長するのか心配になり検索するも、ミニ象というカテゴリー自体が世の中にないようだ。どこまで大きくなるか考えて途方にくれる。

 

 

人の目の中にはもうひとり小さな人が住んでいる事が前提になっていて、カメラが芸能人の目にズームしていったとき、果たして「そこに映る人」はご本人か、それとも合成で当てはめたそっくりさんか?を当てるクイズ番組をみている。

 

 

誰もいない廃墟のような町にいる。どこを向いてもプールがみえて、プールとプールに挟まれた路地まである。ベンチに座ってると子供がひとりやってきて、小さな声で演説をはじめた。言ってることはよくわからなかったけど、その子の頭を撫でて、何かおごろうかと言った。しかし近くに店らしきものはない。

 

 

本当は魚だったさかなクンが海へ帰ってしまって、みんなそれぞれいつから気づいてたか話してる夢。

 

 

「あなたはボロボロのランドセルを背負って転校してきて、私がそれに味付のりをいっぱいくっ付けて直してあげたの覚えてる?」と言われて、だんだん思い出していく夢。

 

 

プロレスを見に行く夢。あり得ないほど大きなエビフライの尻尾をはやしたレスラーが倒れている。よくみるとマットには薄く油が敷いてあって、パチパチとエビフライが揚がる音が聞こえる。客は彼の身を案じて起き上がれと声援をおくっている。

 

 

カニやエビといった甲殻類は、人に見られるまで中身は液体なんだよと教えてもらう夢。

 

 

遊覧船に乗って◯岩という岩をみている。丸岩ではなく◯岩。それを音ではなく文字として認識している。◯の部分には本当の名前が入るけど、地元の人以外知ってはいけないものらしく、私含め観光客は誰も質問しない。

 

 

深夜の病院。ナースが先輩に「大仏病」にかかってしまったと相談している声が、隣の部屋から聞こえる。私には大仏病が何かわからないけど、それは足の甲から石化していく病なのではないかと想像していた。

 

 

なんてちょうどいい気温なんだろう!と思いながら知らない街を散歩してる夢。他の部分は思い出せない。

 

 

筒井康隆カニを食べてる夢。爪の身から草の香りがするのでそう言うと「ようわかったな。お茶で育てたカニなんや」と嬉しそうに答えてくれた。

 

 

私の部屋で浜田雅功が、自分の好きな小説を5人くらいのタレントに紹介する番組を撮影しているけど、紹介する本(十冊)が「70年代の漫画雑誌の付録についていた子ども向けSF小説」ばかりで、そこにいる誰ひとりわからない

 

 

教師風の人に大きな老木の前まで案内される。彼が葉を杖でとりのぞくと、人ひとり座れそうな広さのうろが現れる。「このスペースがなんだかわかりますか?」と訊かれ、私は首をふる。「ここでむかし、落語家がレギュラー番組を収録していました」と老人がいう。そう言えばそんな番組があった気がする。

 

 

にわとりの卵から猫が産まれて、育ててたら人間の子供になっていく夢。

 

 

神の視点から「ほとんどのドアノブがぬるぬるになってしまった世界」を眺めてる夢。

 

 

ヤクザの親分の死体になって、子分の追悼を聞いてる夢。

 

 

ホテルの部屋に10歳くらいの男の子が入ってすぐ出ていく。いつのまにか私は煙草を吸っていて、しまった手をつけたと後悔した。それは彼が置いていった煙草みたいだった。それから車に乗っても、居酒屋のテーブルにも、どこにでも煙草が用意されている。子供の姿はみえず、気配だけがある。

いつも煙草は箱に1本だけ入ってる状態で置かれていていて、場所が変わる度、私は無意識にとりだして火を付けてしまう。多分からかわれてるんだろうけど悪い気はしない。ただ本当はもうやめたから吸いたくないんだけどなと思ってた。

 

 

スコップで地面を耕している。地中には「牛の血管」が通っているので傷つけないようにやれと指示を受ける。「牛の血管」とは土に栄養を与えるラインらしいが、どのような物なのかわからない(鉄管の比喩なのか、それともじっさいの血管なのか)ので、よくみて慎重に掘っていた。

 

 

浜崎あゆみに、お前は絶対に浮気しているはずだと問い詰められる。

議論を終えると、浜崎あゆみは洋菓子店に入って出てくる。「前従業員だった店。また働きたいと言ったら断られた」と怒っていた。浜崎あゆみは公園でバウムクーヘンをつくり、それを溶けたチョコレートでコーティングする。きれいに整うまで何度もやる。

 

 

プールで泳いでたら水位がどんどん減って、腹が底についた。決められた時間を過ぎても私が居たので管理者が水を抜いたらしい。その罪は重いらしく、どのような罰が相当か会議が開かれるという。恐ろしくなり、私はフェンスをのりこえて夜の街に逃げる。

 

 

「歳をとって体が硬くなったのでバルタン星人に変身してしまった人」が近所に住んでいる。正面玄関からは塀より背丈のあるバルタン星人にみえるけど、裏口にまわってみるとかれは小さなおじさんで、普通に話してくれる。

 

 

駅前の電話ボックスに入ると中に電話はなくて、タツノオトシゴに似た小さな生き物が浮いていた。その生き物はさらに小さな綿毛をはき出して宙をすすむ。綿毛を手に乗せようとすると雪のように溶けてしまう。そこはもう使われなくなった電話ボックスを再利用した飼育室らしい。しばらくして持ち主がやって来る。

よくみれば飼育室にはタツノオトシゴ(風)以外にも奇妙な生き物がいろいろいるので、眺めて楽しんでいると、目の前に、人のこぶしほどの大きさのある蜂があらわれ、私は怖くなって飼育室を出た。蜂さえいなければ通いたいくらいなのになと残念に思ったけど、その蜂だって管理人が気にいって飼っているのだから仕方ない。

 

 

■400万円のジェット機を買う。操縦して近所の茂みに隠し、後部から尻尾のようにのびたタラップから外に出るとき、タラップが斜面の上でかろうじて機体のバランスを保っていることに気づく。タラップをしまおうとするときっと飛行機は転げてしまうし、しまわないことには飛び立てない。

大きな飛行機をゴミにしてしまった。いや自分の力ではゴミとしても処理できないかもしれない。食事中、友人に「自分は無意識に大きな買い物をする人間になってしまった、どうやら狂ったようだからそこを知っておいてくれ」と伝える。具体的に飛行機のことまで告白したくなったけど結局やめておいた。

 

 

指で輪っかを作ったくらいのサイズの丸いパンに、同じ形のバターを乗せる、と一瞬で溶けてしみこんでいく。その作業を厨房でくり返している。だんだん慣れてきて、バターを軽く投げて置いても外れないようになってくる。

 

 

アナウンサーによく名前を言い間違えられる野球選手がテレビ局に乗りこみ怒っている。抗議を受けたアナウンサーはそこまで責められる言われはないと主張し、争いは裁判に発展するかもしれないらしい。

「名前をきちんと呼ばれない私は社会的存在である自明性を奪われる」という選手の主張があり、アナウンサーは「名前を言い間違えられたくらいであなたの存在が世の中から消えるというなら、名前を言い間違えられたときあなたが打ったホームランも無記名の幻──記録なしになるが良いのか?」と挑発的に反論する。

 

 

私は日本に塔を3本建てたらしい。友人とファミレスを出て、彼に塔を見せようと歩くけどみつからない。「ここは千葉だけど合ってる?」ときかれて、思い返せば千葉に塔を建てた覚えはないので、この辺にはないと思う、といって謝った。

 

 

「のぶながひでよし」というゲームをやるために祖父が明日うちに来る。ずっと気になっていたゲームらしい。私はそれがひどいクソゲーなのを知っていて、祖父にどう操作を教えて楽しませればいいか悩む。ゲームを起動するには種火が必要で、私はコンロで火を起こし、ピンポン球ほどの火の玉をつくる。火の玉の名前はコロナと呼ばれる。

 

 

卒業証書を握って歩いていると、TOKIO長瀬が国道の一点をみつめ、交通事故についてシリアスに語っているのに出会う。彼はきっとここで大切な人を亡くしたのだろうと思って足を止め耳を傾けていたら、家に招かれた。長瀬の部屋でちゃんと聞くと、全然違う場所で他人が車に軽く足を当てたのをみただけの話だった。

 

■おじさんが木のテーブルをどのように分割して切るのがいいか悩んでいる、というので「四国の県境……」というと「おお!そうか」と感謝される