先月みた黒猫の夢2つ

 

■1日中黒いトラネコと遊んで、夜ベッド横のちぐら(それは今買おうか検討しているちぐらだった)で寝かせるとき、猫の口に灰色のマスクがついているのに気づく。マスクは太陽光のもとでは透明にかわる特殊な素材でできていて、日が暮れたいまやっと見えたらしい。それを外してやるため私は猫の飼い主に電話をかけて許可を取ろうとする。が番号は不明。猫をみると、顔の周りに数字の群れが浮いている。数字は湯気のように漂い、増えて、ゆっくりと回転をはじめ、映画でしかみないような巨大な金庫の鍵を連想させる。猫は私に電話番号を教えようとしてくれている。

 

夢の中の私は黒猫を飼っている。その猫は窓から入ってきていつまでも離れないので部屋飼いすることに決めたのだった。黒猫と一緒に暮らして数ヶ月経つが、ベッドの脇で眠る猫をみて、おかしい、最初来たのは2匹だったんじゃないかと気がついた。たしかに私はもう1匹の黒猫を世話していたはずだった。両方同じように大切に思っていたのに、今の今までなぜあの猫を忘れていたんだろう。猫はいつ、どこに行ってしまったのか?探し出さなくてはと考えるが手がかりがない。