スーパーで買い物をする夢。
夕方、広いスーパーにいる。特に何を買うといった目的もなく来たのだけど、おかしとか野菜とか、気が付けばたくさん(かごではなく)手に持っている。店の品ぞろえはよく、とくに本の種類が多い。よれた古い雑誌なんかも置いてあって、立ち読みでどんどん時間が過ぎていく。
時計をみると午後8時で、そろそろレジに行くかと思って触ったポケットに財布がない。買えないのはしょうがないとしても全部商品を戻すのが一苦労だな、と情けなく思った時、左手にミリタリーっぽい手提げ鞄をもっていることに気づいて、中をあけると財布が入っていた。

レジはコンビニのような形状で、店員はファーストフード店にありそうな明るい色の帽子をかぶっていた。商品を店員に渡して、レジ打ちをみていると、女性店員が「おめでとうございます。ケーキがあたりましたが、お入れしてよろしいですか?」という。そうですか、もらいますと言うと、その店員はにっこりして色々なことを尋ねてくる。何かはわすれたけど私は長々と話をし、ようやくケーキが届く。小さいものだと思ってたが、実際はしっかりまるまるのサイズだった。
それから突然、店員が、私の口に小さなメガホンをむけた。メガホンからは男の歌が流れ、それは店内のすみずみに響く。説明によると、私の会話を録音し、それをボーカロイドにして歌をつくるというサービスらしい。自分の声を勝手に流されたことでなんだかよくわからない不快感もあったが、店員には善意しかみえないし、何よりその技術に驚いて感心してる感情が大きかったので、私はありがとうとお礼をいってそこを去る。