胸の大きな女性(アメリカ人)がインタビューを受けているテレビ番組(ニュース番組の一部のような雰囲気)をみている。彼女は緑色のタンクトップを着ている。カメラは胸ばかりをうつすので顔がわからない。

「私のバストは世界で一番美しい、っていうことを自分ではやくに気づけたのは幸運だったと思う。ボリュームにおいても造形においても、誰からも羨まれるように生まれついたのよ。私は最大限これを武器にして生きていくつもりだし、そもそも他と能力が違うんだから戦わずとも勝利は約束されている。サバイバルの時代で、これ以上有用な野獣はないわ。あなたもそう思うでしょう」と胸の大きな女性が言う。

インタビュアーはその身も蓋も無さに、茶々をいれようと「ははは、そうですね。人の価値をバストのみにしぼって考える特殊な価値観の男にとっては」と乾いた笑いをうかべる。と、彼女はすかさず更に大きな笑い声をあげ「そういうあなたのズボンの中の、ヘルメットをかぶった小さな兵隊がこっちをビクビクしながら見てるのを感じるわ。可哀想に。征服したくて仕方ないのね」とぶつけ返す。

ニュース番組なのになんだか下品で面白いやりとりが繰り広げられてるなぁと、私はそれを笑いながらみている。