私は看守として刑務所にいる。友達(と思っているが具体的な誰かではない)が入っている独房の檻を開けて一緒に廊下を歩く。つよい解放感を覚え、もしかしたら囚人は自分の方だったのではないかと思う。

翌日も同じように、私は友達の檻の前に立っている。ここで看守は他者になり、私がその人を見ている視点にかわった。看守は、散歩に行く前にドアの前で尻尾をふって喜ぶ犬そっくりの仕草で鉄格子に身をこすりつける。

鎖が外れ、鉄扉が開き、再び2人は出会う。このとき看守は、ドアを開く合言葉を前回とはちがう言語でいっており、そのことがとても重要な意味を持っているのだと私は感じている。夢の中ではなぜ大切なのか理由を知っていたはずだが、目覚めたらそれは消えてしまった。